『研究室に入ってみたけど、人間関係が辛い』
『研究室の教授と相性が合わない』
『コアタイムも長いし、研究をしても怒られる日々が続く』
僕も研究室に入った頃は、やっと理系大学生っぽい事が出来るし、ワクワクドキドキで楽しみにしていました。
しかし時が経つ中でワクワクドキドキの気持ちは消えて無くなり、毎日大学に行くのが辛くてたまらない日々に変わっていきました。
当時の僕は『辞めてしまったら逃げみたいで恥ずかしい』とか『就職に影響が出るのではないか?』つまり”辞めること=悪いこと”と思い込んでいました。
しかし、今の僕は”研究室が嫌で大学や大学院を辞める事は間違ったことではない”だと断言できます!!
例えば、研究室に行きたくないと毎日悩んでいると辛くなるだけだし、心に闇を抱えてしまう事もありますよね。
どんなに良い大学を卒業して良い企業に就職をしても、幸せを感じないと意味がない。
だから僕は大学を辞める事が悪いことだとは思いませんし、実際にそう考えて大学院を辞める決断をしました。
自分を偽ることほど、辛いことはない
僕は田舎にある偏差値もそこそこの大学にいる、どこにでもいそうな大学生でした。
勉強もそこそこにして、それなりの学生生活を楽しんでいました。
大学3年生までは自分の好きな時間に授業をとったり、好きな場所にいれる。
2ヶ月近い休み期間は旅行に行ったり、実家に帰ったり出来る。
何もしたくない日は家のベットで一日中寝っ転がってYouTubeを見る
そんな落ち着きのある生活が出来る大学生活が結構好きでした。
しかし、大学4年生で研究室に配属になった事で”好きだった環境”が”まるで監獄”のような環境に変化してしまい、次第に研究室に行きたいという気持ちはなくなっていました。
[aside type=”boader”]
- 自分と合わない先輩がいたとしても、コアタイムがあるからずっと一緒の部屋にいなくてはいけない。
- 研究の進み具合を報告すると『遅いぞ!もっとやれよ』と怒られる。
- 次第に教授からは『おいおい…しっかりしてくれよ』と呆れられてしまったり。
- 結果を早く出さないといけないというプレッシャーが凄い。
- 仲良し〇〇研究室と名乗っているのにも関わらず、仲間の陰口を言う。 [/aside]
そんな自分を取り巻く環境の居心地が悪くなり、”一体なぜ嫌な気持ちをしながら研究室に行かなくてはならないのだろうか?”と疑問を感じるようになりました。
ただ露骨に嫌だ!という態度は出さないように、自分の感情は押し殺して我慢していました。
例えば僕は人と話すのが苦手だったので、たまに先輩から”コミュ障”といじられていました。
そんな言葉に対して、僕が愛を感じているように振る舞って先輩のご機嫌をとったり。
また『中退をしてしまうと、就活に影響が出てしまうのではないか?』とか『みんな我慢しているのに、自分だけ中退するとか逃げみたいでかっこ悪いな』と考えると、自分は甘えているだけなのかなと思い込むようになり精神が苦しくなっていきました。
僕は大学3年生の時に”理系だから大学院に行くのは当たり前”だと考えていたため、進学をする事を約束に大学院入試を”ほぼ”フリーでパスする約束をしていました。
そのため就職活動をすることは出来ず、研究室に行くしか道は残されておらず絶望の淵に立っているような感覚になっていたのは今でも覚えています。
そんな霧がかかって見通しが悪いような道を踏み外すのは簡単なことでした。
研究室が嫌で行かなくなった
僕は大学時代に1ヶ月ほど研究室を行かなくなった時がありました。
正月休みに実家に帰ってそのまま大学に帰りたくなくなってしまったためです。
インフルエンザにかかったとか体調が優れないと連絡をして、なんとかして大学に行かないようにするための方法を模索していました。
ただ、そんな生活も永遠に続くわけがなく…実家の固定電話に連絡が。
その結果、家族や教授、研究室の同期や先輩に『大学をやめたい』という気持ちを打ち明ける事になります。
『そんなに難しく考える必要はないよ』
『大学辞めても将来が辛くなるだけだよ』
『とりあえず大学だけは卒業しよう』
『辛いのは今だけだよ』
『みんな研究室で大場くんを待っているよ。早く来てよ』
そして教授からも言葉をいただきました。
『昔な、大場くんみたいな学生がいたけど先生が話したら心が軽くなって学校に元気に通うようになったんだよ』
『だから先生になんでも話してみてくれ』
こんな風に、僕が安心して研究室に帰ってこれるようにアドバイスをしてくれました。
僕のことを本当に心配してくれての言葉だと思うし、感謝の念も感じました。
ただ、この言葉で研究室に戻りたいという気持ちには正直なれないのが現実でした。
しかし親も心配そうな顔をしていているし、今辞めたら大学を2回も中退したことになる。
僕が今辞めた所でニートになるのは間違いない。
とりあえず残り2ヶ月で大学は卒業出来るし、なんとかしよう。。。
そして重い腰を上げて、再び行きたくもない研究室に戻る事になります。
辛い気持ちに蓋を閉めることは出来ない
僕は研究室に戻ってから、1ヶ月遅れていた研究を死に物狂いでしていく事になりました。
もう卒論が近いため、研究を進めないと卒業出来ない恐れがあったためです。
研究室の中の実験台で就寝することだってあったり。
朝は1番早く来て、実験を始める。
土日も潰して、ただ研究室にいく。
そんな限界に近い生活を2ヶ月間続けて、卒業発表を迎えることが出来ました。
凄い達成感があり、やっと開放される。
もう、あんな苦しくて辛い場所に戻りたくない。
その時僕と研究室を繋いでいた鎖は”プツリ”と切れてしまいました。
卒論発表が終わった後は春休みになったため、再び僕は大学の研究室に行くことを辞めました。
そして実家に帰り、卒業式も出席する事はなく思いっきり羽を伸ばしました。
例えばテレビやマンガばかりを見たり。
ランニングをして体を動かしたり。
しかし1つだけ、日常生活の一貫となっていた”ある事”をしなくなりました。。。
それは”スマホを見る事を辞める”という事でした。
スマホを見ると、研究室の人からのラインや着信履歴が沢山あるのが想像出来たからです。
その画面を見るのが怖くてたまりませんでした。
今考えれば、連絡くらいは入れるべきだったと思いますが。。。。
当時は切り離した鎖と繋がる事はもうしたくないと考えていたし、これからなんでも出来ると考えるとどうでも良くなっていたのかもしれません。
大学院に入学したけど一日も行かずに辞める選択をした。
大学院の入学式も出席をしなかったため、前回のときと同じように実家に連絡が入ります。
その結果連絡をする事になり、教授や研究室の仲間から前回以上の叱咤激励の言葉をいただきました。
『戻ってこいよ。お前この後の人生どうすんだよ?』
『また迷惑かけんな。どうせ戻ってくるんだから早くしろ』
『これから院生になるし、新たに4年生も来るんだからしっかりしてくれ』
他にも色々な言葉がありましたが、何も僕の心には響くことがなく落ち着いて聞いていました。
僕が迷惑をかけている事は言われなくても分かっている。
ただ、もう自分が幸せだと感じないような、辛くて苦しい想いをする居場所にはいたくない。
研究室が嫌で行きたくなくなるのが、そんなに悪いことなのか。
やりたいと感じない事を居たくない空間でする事はしたくない。
そんな場所よりも新たに環境を変えて挑戦をしていけるような所に行きたい。
大学院を辞めることが世間的には正しいとは言えなくても、自分の今の気持ちを大切にしたい。
周りの人が考えてくれているのは感謝するべき事だけど、最終的に僕の人生は僕が主人公だ!!
そう感じて僕は大学院を辞める決断をしました。
そして僕は”中退”というレッテルを背負って就職活動をスタートすることになり、無事就職をすることができました。
運命は自分で変えていける
僕の”大学院を辞める”という選択が正しかったかどうかは、まだわかりませんが後悔はしていません。
ただ苦しくて辛い想いをするくらいであれば、大学以外の道に進む事だって可能です。
大学に限らず、今後の人生では選択の連続が更に訪れていきます。
例えば『結婚をするのか?』、『子供を作るのか?』、『どこに就職するのか?』、『家を作るのか』とかね。
その時に大事にしていただきたいのが親とか友達など周りが言っているから、してるからで決めないで欲しいです。
そんな事よりも”自分がその選択に対して、やりたいのかやりたくないのか”を大事にしてください。
命には限りがあります。
もし自分が死んでしまう時に
『あれをやっておけばよかったな。。。』
ってなりたくないじゃないですか?
それよりも
『満足のいく最高の人生だった!』
そう感じれるような人生にしたい。
僕はそう思えるように1日1日を過ごすように心がけています。
だったら、今感じていることを優先して行動をしてみても良いのではないでしょうか?
自分の気持ちを優先しなければ一生後悔を背負って生きていく事になります。
もし選択が間違っていたとしても、いくらでも引き返す事は可能です。
僕が大学院を辞めて就職をしたけど…結局今は退職して独立しているように。
僕は今より一層自分の気持ちに素直に生きています。
自分の好きなカフェで仕事をしたり、心を許せる仲間と仕事をしたり。
そんな生き方をしていくための方法について、僕のブログでは気軽に紹介をしています。
是非ご覧になってみてくださいね。
あなたにぴったりな働き方、オンラインビシネスで叶えませんか?
・作り笑顔が必要な人間関係から開放されたい
・知識ゼロでも思いっきり稼げる方法が知りたい
・不安と添い寝するライフスタイルから卒業したい

コメント